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阿部和重の芥川賞受賞作。ぼくは文藝春秋で読んでしまったので、別段買うつもりはないのですが、本屋さんにいって装丁を見ていたら、ちょっぴり欲しくなってしまいました。カッコいいですよね、この装丁。内容については、以前どこかに「良い話だ」みたいな…
Any Given Sunday経由(id:encyclopector:20050114)。スゴいっすね、阿部和重。この「グランドフィナーレ」はまだ読んでないんだけど、シンセミア・サーガの番外編らしいっすね。早く読みたいな。文藝春秋買わなきゃ。
ぼくは手帖のダイアリーの部分をひらいて、いそいで顔をさがした。必要な顔は、たちまち発見された。メモ用のページにもどり、脳を音楽にゆだねながら、愛用の緑色のサインペンを走らせた。ことばが炸裂する。いったいなんだ? 酔いのせいか? いや、ちがう…
仏が入滅した日より二四八八年目の八月、大瀧鹿爾はビルマからシャムに入った。さらさらという葉ずれの音だけが国境にはあった。かつて受けた訓練のおかげで食うには困らない。山岳部に暮らしていたのはシナ・チベット系の人びとで、ことばも通じた。森には…
70年代初頭に起こったディスコカルチャーに始まり、ガラージやシカゴハウスを経過してUnderground Resistanceにまで至るデトロイト・テクノの一大叙事詩。この本は、現在休刊している雑誌「eleking」の編集長 野田努さんによるクラブミュージックの重要な文…
先日、阿部和重の「シンセミア」を読みました。 800ページ×上下巻。約1600ページにも渡る大作です。 阿部和重の作品は、「インディビジュアル・プロジェクション」以来。 興味がなかったわけじゃないんですが、なんとなく読むタイミングを逸しておりました。…
遅ればせながら、綿矢りささんの「蹴りたい背中」を読みました。 単行本で買っても良かったんですが、どうせ文芸春秋に載るなら、と、 貧乏人根性が発動してしまい、結局、こんな時期になってしまいました。 おまけに、今回の文芸春秋はもうすでに100万部を…