Bastro / Sing the Troubled Beast

rekoba2004-12-27

なんだか知らないけど、妙にギターの音色が恋しい今日この頃。そんなぼくに届いたのが、このバンドBastro。当初はデヴィット・グラーヴスとクラーク・ジョンソンが中心になって87年に結成され、ブラック・フラッグとかビッグ・ブラックの後継者として評されることも多かったそうな。その後、ドラムに現トータスのジョン・マッケンタイアが加わり、ハードコアとポストロックの中間、10年以上先を行くヤバすぎる音楽を奏でていたわけです。活動末期にはバンディ・K・ブラウンも参加するようになり、後のガスター・デル・ソルへ発展していったというワケです。この作品は、Bastro名義では最後のアルバムとなった3rdアルバム。日本盤は、この作品と2ndアルバム「Bastro Diabro Guapo」の2in1CDとデヴィット・グラーヴス(Vo/G)、バンディ・K・ブラウン(b)、トータスのジョン・マッケンタイア(Dr)という現在では考えられないような3ピース構成のライヴ盤が、P-vineより2005年2月4日に同時発売。とくにこのライヴ盤は必聴です。かなり平たく言えば、ものすごく荒削りでハードコアなトータスという感じ。とにかくヤバい。3人で出してる音とは思えない。ドラムとか、まさかの人力ブロークン・ビーツ。ジョン・マッケンタイア恐るべし。


試聴:LISTEN!!