チャンピオンズリーグ アーセナル戦

アーセナル 0-3 インテル

at ハイバリー*1


いや、もう何も言うことないっす。
圧倒的不利とされていた前評判もなんのその。

インテルハイバリーアーセナルを完全粉砕!!
くそったれ、なめんな!!!!
間違いなくクーペル監督がインテル就任後のベストゲーム。
マジョルカバレンシアで魅せたクーペルの美しいカウンターサッカーが、
ついにインテルでも復活!

「なにがしたいかわからない」だとか
「守備的でつまらないサッカー」だとか
さんざん批判されてきたけど、信じてて良かった。


本当に嬉しい。


思うに、キリ・ゴンザレスの獲得が大きかったんじゃないかな。
クーペルの愛弟子であり、クーペルスタイルを完成するのに欠かせない選手。
合流してまだ間もないのに、いきなり結果出すなんてサイコー!
あとは、アンディー(ファンデルメイデ)の予想外の素早い順応力。
リーグ戦でもイイ動き見せてたし、クロスも正確。
ゴール後のパフォーマンスも大好き。

でも、ゴール後のパフォーマンスといったら、やっぱりマルティンス!!
あの宙返り、最高で11回転できるらしい……(お前は上海雑伎団か)

みんなに期待されずに加入したクルスも得点した。
インテル入団はぼくにとって千載一遇のチャンス」
なんて言ってたから、気合いは充分すぎるかも。


ようやくチームとして動き出したインテル
ぼくは今シーズン中、絶対に彼らに会いに行きます。



(以下は試合詳細は、“0-0 ”より転載)


チャンピオンズリーググループリーグ第1節〉

アーセナル 0-3 インテル

at ハイバリー (主審:マヌエル・エンリケ・メフト・ゴンサレス、スペイン)

天変地異の得点:21分フリオ・リカルド・クルス、24分アンディ・ファン・デル・メイデ、41分オバフェミ・アキンヴンミ・マルティンス

「美しい、余りにも美しいよ。これは決して忘れることの出来ない素晴らしい夜だ。アーセナルに、とりわけヴィエラに仕事をさせない目的もあって我々は極めてコンパクトでタイトな戦術を用いた。スペースさえ消せばアーセナルは終わりだと分かっていたからね。それは大成功だと言っていいだろう。このレベルでそれらが通用し、また想像以上に好い試合が出来ることを証明できたと思う。とくにクルスは重要な役割を担ってくれた。彼は積極的に下がって中盤を助けようと試みてくれる。これこそ私が求めていたストライカー像だよ。会長?それは喜んでいたね。彼を含めてわざわざロンドンまで来てくれたティフォージたちに信じられない試合を見せることが出来たと私も喜んでいる。インテルにはとかく悲観論ばかり付きまとうが、今夜ばかりは完璧なチームだった」

「全てのインテリスタに朗報だ。孫の代まで語りつげる伝説の試合が今ここにある」

  • アルセーヌ・ヴェンゲル・コーチ

「どんなに声を張り上げて言い訳しようが結果を覆すことはできないんだから静かに話そう。比較的好い出だしだと思っていたんだけど、ウチの選手はペナルティ・エリア付近で余りにも軽率なミスを重ね続けた。インテルにとっては願ってもない試合だったろう。強い強いと言われていたアーセナルが、これほどナイーブだったと知った時には・・・。どうしてそうなってしまったか説明するのは極めて難しいが、唯一言えるのは大打撃ってことだね。これでモスクワやキエフでも勝たなきゃならなくなったわけだから。負けを意識した瞬間?もちろんPKの失敗だよ。あの時点で2-1にしておけば違う結果が出たかもしれない。選手たちはよくやったと思うし、内容にスコアほどの差はなかった。ユナイテッド?今は鼻高々だろうね。私の小さな希望は日曜までこの試合を引き摺ってなければいいってことだけだよ」

アーセナル
GK1:イェンス・レーマン
DF12:ローレン・ビサン=エタメ・マイェール "ラウレン"
DF28:ハビブ・コロ・トゥーレ
DF23:ソル・スルズィア・ジェレミア・キャンベル
DF3:アシュリー・コール
MF19:ジウベルト・シウヴァ (64分-ベルカンプ)
MF4:パトリック・ヴィエラ
MF8:カール・フレデリク・リュングベリ
MF7:ロベール・ピレス (65分-25:ヌワンコ・カヌ)
FW11:シルヴァン・ウィルトール (79分-15:レイモンド・パーラー)
FW14:ティエリ・ダニエル・アンリ

インテル
GK1:フランチェスコ・トルド
DF4:ハヴィエル・アデルマル・サネッティ
DF17:ファビオ・カンナヴァーロ
DF23:マルコ・マテラッツィ
DF2:イヴァン・ラミロ・コルドバ・セプルヴェーナ
MF5:エムレ・ベロゾギュリュ (66分-8:サブリ・ラムシ)
MF6:クリスティアーノサネッティ
MF18:クリスティアン・アルベルト・ゴンサレス・ペレト "キリ"
MF7:アンディ・ファン・デル・メイデ (70分-13:トーマス・ヘルヴェーグ)
FW9:フリオ・リカルド・クルス (84分-3:モハメド・カロン)
FW30:オバフェミ・アキンヴンミ・マルティンス

ハイバリーで3点叩き込んだイタリアのチームは70年前のアッズーリ (2-3で勝利) だけだった。しかし完封で虐殺できたのは今夜のインテルだけだ。あれが3日前、シエナ相手に臆病な試合をやったチームなのか?ハイバリーでのインテルは、どこであろうとも止められない危険なチームだ」

「たった3日でどうすればあそこまで意識改革出来るのか理由を知りたいくらいだ。長い間クーペルというコーチが何を考え、どこを目指しているのかサッパリ分からなかったが、その全てが今夜分かった」

  • 今日の1曲

UR/AMAZON

*1:ベンゲル監督率いるアーセナルのホームスタジアム。サッカーの聖地として、すべてのサッカー選手の憧れのスタジアム