セリエA第13節:ユベントス at スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ 2-2


インテルの得点:ビエリ(79分)、アドリアーノ(85分)
ユベントスの得点:サラジェタ(53分)、イブラヒモビッチ(PK67分)


インテル
GK1:フランチェスコ・トルド
DF4:ハヴィエル・サネッティ
DF2:イヴァン・コルドバ
DF23:マルコ・マテラッツィ
DF16:ジュゼッペ・ファヴァッリ→13:ゼ・マリア(45分)
MF19:エステバン・カンピアッソ
MF8:エドガー・ダヴィッツ→32:ビエリ(68分)
MF7: ファン・デル・メイデ→20:レコバ(68分)
MF25:デヤン・スタンコヴィッチ
FW30:オバフェミ・マルティンス
FW10:アドリアーノ


アドリアーノ、ビエリ、マルティンスレコバ。誰もが一度は見てみたかった、4人が初めてピッチに並び立った。0-2という圧倒的不利ま状況で迎えた後半23分、マンチーニは賭けに出ました。ビエリ、アドリアーノの2トップに、両サイドはレコバマルティンスという、ほぼ4トップともいえる布陣。それはもう戦術でも何でもなくて、“賭け”という以外に適当な言葉が見つからない。正直、こういうテンションの高い試合では、途中出場の選手は試合の流れに乗れず活躍しづらい。しかし、マンチーニは、その“賭け”に勝った。レコバからスルーにビエリ、マルティンスからクロスにアドリアーノスタンコビッチカンビアッソは、下がりすぎる最終ラインと上がりすぎるトップの間で懸命にバランスをとり続けていました。とくにカンビアッソは同点に追いつく起点となる素晴らしいパスをマルティンスに通し、試合を通して高いレベルをキープしていました。今回スタメンで登場したダーヴィッツは攻守ともに非常によいプレーを連発し、今後スタメン定着が予想されます。ヴェロンがいなかったので、変化に乏しかったという部分はありますが、彼が戻ってくれば素晴らしいインテルが戻ってくるでしょう。今回のミハイロビッチは非常に注意深くプレーし及第点。逆にコルドバは不用意な飛び込みが多く、ミスが目立ちました。トルドの調子も良好だっただけに、コルドバのプレーは残念でした。しかし、何よりも素晴らしいのはビエリの完全復活でしょう。あの角度からブッフォンを破るのは、彼が以前の調子に戻ってきた証です。個人的にはビエリ&アドリアーノの2トップにヴェロンが絡むカタチが、インテルで最も効果的な攻撃だと思います。いろいろ書いたけど、つまるところぼくが言いたいのは、やっぱりイタリアダービーは面白い!ってことです。アドリアーノが決めた同点シーンには、朝っぱらから叫んじゃいましたよ。