セリエA第11節:ボローニャ at スタディオ・ジュゼッペメアッツァ 2-2


インテルの得点:ミハイロビッチ(40分)、アドリアーノ(71分)
ボローニャの得点:ペトルッツィ(50分)、ベッルッチ(87分)


インテル
1 トルド
3 ブルディッソ
4 J. サネッティ
5 エムレ→20 レコバ(90+2分)
8 ダーヴィッツ
10 アドリアーノ
11 ミハイロビッチ
14 ベロン→6 C.ザネッティ(20分)
19 カンビアッソ
26 パスクアレ
30 マルティンス→32 ビエリ(69分)


詳細は試合を観てから書きますが、問題は明らかに集中力の欠如でしょう。87分に失点するのが、なによりの証拠です。しかも得点は2つとも、セットプレーから。流れからは全部外してるってことでしょ。精神的にやられてるんでしょうね。でも、それは絶大な攻撃力&魅力的なサッカースタイルから来る過信でしょう。じゃあ、同じ攻撃的なスタイルなのに、なんでミランは勝ててインテルは勝てないか? マンチーニは、なんでラツィオの時は勝ててインテルでは勝てないのか? それは優秀なCBの有無ですよ。そこがしっかりしてると、全体が安定してくるんです。カンナヴァーロやコルドヴァのような身体能力系じゃなく、ライン統率ができて、正確なポジションでディフェンスができるクレバーな選手。インテルにもブルディッソがいるけど、その能力はまだ未知数だし、経験という点から見てもネスタやスタムには遠く及ばない。そもそも、オリンピック出場の影響でコンディションが完璧ではないと思うんですよね。マテラッツィの高さは魅力だけど、CBとしての最初の行動がファウルであるのはいただけない。ミハイロビッチフリーキックは魅力的だけど、ポジショニングに問題があるし、ポカが多すぎる。いくらサッカーが素晴らしくても、いくらダーヴィッツザネッティ、トルドががんばっても、CBがしっかりしてないと話にならない。今後は、即戦力になるCBの補強が急務であります。まぁ、マンチーニみたいなスタイルだと、就任早々結果を求めるのは酷だとも思いますが。


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