諸星大二郎 / 孔子暗黒伝（ASIN:4420137010）

で、その暗黒神話の続編に位置するのが、この孔子暗黒伝になるわけです。個人的には、その壮大すぎる世界観やストーリー展開を含め、諸星大二郎の最高傑作であると思います。ラストシーンなんて、その圧倒的なストーリー展開に感動すら覚えます。でも、諸星大二郎の絵ってものすごくクセがあるから、誰彼問わずにオススメする訳にはいかないんですよ。いくら話が面白くても、嫌いな人は絶対に受け入れられない。ぼくなんかは逆にこの絵も込みで諸星大二郎作品なので、あの珍妙な絵もアジとして楽しんでいます。本屋さんで立ち読みして、ちょっとでも行けそうだなって思ったら、とりあえず買ってみてください。ハマること請け合いです。でも、そのときはまず、暗黒神話から。そしてこの孔子暗黒伝を読んでください。感動の度合いが違います。