チャンピオンズリーグ予備選第3回戦第2戦:バーゼル戦

rekoba2004-08-25

チャンピオンズリーグ本戦への出場権をかけて戦う、ホームスタディオ・ジュゼッペ・メアッツァでのバーゼル戦。好調アドリアーノとコンビを組むのは、前節同様レコバ。そして、今回はダーヴィッツもスタメンに名を連ねました。スターティングイレブンは以下の通り。


       レコバ    アドリアーノ


スタンコビッチ ダーヴィッツ ヴェロン ゼ・マリア


ファヴァッリ マテラッツィ I.コルドバ  サネッティ


           トルド


試合は開始前後にアドリアーノとのコンビネーションから抜け出したレコバゴールマウスをかすめる惜しいシュートを放つと、その直後、またしてもレコバとのコンビネーションで絶好調のアドリアーノが豪快なシュートで先制。その後アドリアーノが起点となって、スタンコビッチのゴールで2-0。後半開始直後バーゼルに1点返されるも、アドリアーノレコバのゴールで反撃に出ようしたバーゼルの気勢を挫き完勝しました。しかし、スコアの上でこそ完勝ですが、ディフェンスの不安定さは未だ健在で、マテラッツィの危なげなプレーはかなり気になりました。まだシーズン開幕前なので、コンディションが整ってないという部分を差し引いても、ズルズルと下がり気味なデフェンスラインには一考の余地がありそうです。オリンピックに出場しているブルティッソの帰還により、それが改善されれば良いのですが。しかし、全般的には非常に良いチームに仕上がっていることが確認できました。まず、昨シーズンとの一番の相違点は、中盤の構成力でしょう。とにかくパスが良く繋がる。ヴェロン、ダーヴィッツともにコンディション不良の感は否めませんでしたが、攻撃的なスタンコビッチとのコンビネーションを中心に、何度も好機を演出していました。彼らのコンディションが仕上がり、エムレなどが帰ってくれば、かなりの中盤が期待できそうです。また、この試合での一番の発見はファヴァッリです。クーペル時代から続いた左サイドバックの不安を完全に払拭する、年齢を感じさせない素晴らしい出来でした。この分で行くと、来期の左サイドバックは間違いなくファヴァッリで決定です。プレッシャーの強いセリエAではどうかわりませんが、今季のインテルは相当強力なチームになりそうです。開幕が待ち遠しい今日この頃。