来期にむけて。

rekoba2004-04-18


さて、本日のボローニャ戦は圧勝ながら、
ビエリに関する気になるニュースが飛び込んできました。


それは、今節スタメン起用されなかったことに腹を立てたビエリが、
ベンチ入りを拒否。自らスタンド観戦を望みました。
そして、それに対するコメントは
「もうぼくとザックの間に会話は存在しない」
という非常に厳しい内容でした。


このニュースを受けサポーターたちは、
ビエリに対し「お前の言い訳はもう聞き飽きた」という内容の横断幕を
今日の試合で本拠地ジュゼッペメアッツァ掲げ、
その直後にザッケロー二の応援歌を大合唱しました。


これでビエリの移籍は決定的になったといって良いでしょう。
皮肉なことにビエリを欠いた本日の攻撃陣は、
アドリアーノを中心に驚異的な攻撃力を見せ、
レコバカンナヴァーロスタンコビッチ、そしてマルティンスがゴール。
アドリアーノは得点こそありませんでしたが、
3得点にからむ大活躍でした。


正直、長年ビエリを観てきたぼくの目からみても、
アドリアーノのポテンシャルは圧倒的です。
重量感ある選手なのに、テクニックもある。
もしかしたら、全盛期のビエリよりすごいかも知れない。
いや、彼はこのまま行けば、間違いなく世界最高のフォワードになるでしょう。
まだ21歳という彼の年齢を考えれば、クラブがとる選択は一つ。
アドリアーノを今後の攻撃陣の軸としてチームを作っていくこと。
インテルは、今後より計画性を持ってクラブを運営していくことが、重要です。
新会長のファッケッティさんは、そのへんのことを理解しているようなので、
来期以降は結果重視の短絡的なチーム作りではなく、より長期的な視点から
インテルというチームは作られていくはずです。