rekoba的名盤100選:1枚目

rekoba2004-03-25


Blur/Modern life is Rubish(1993、ASIN:B000002USH


さて、以前予告したぼくの名盤100選。
飽きっぽいぼくのことなんで、いつまで続くかわかりませんが、
へぇ〜、そんなの聴いてたんだぁ的なノリで気長に見守っててください。


記念すべき1枚目は「Blur/Modern life is Rubish」。
予告してからなかなか始まらなかったのは、
最初の1枚目を何にするか迷いまくったからなんですな。


なぜ、この作品なのか?
それは、ぼくが音楽にのめり込むキッカケとなり、
のちに連綿と続くUK贔屓を決定づけた作品だからです。


当時16歳だったぼくの音楽的興味は、邦楽60%:洋楽40%。
バクチクやソフトバレエなどを聴きながら、
彼らが雑誌などで紹介するアーティストを中心に
さまざまな洋楽の知識を吸収しておりました。

ぼくは当時からメロディーのキレイな曲が好きだったので、
徐々にUKを中心に調べ始めるようになります。
で、「Beat UK」を見てて偶然かかったのが、“For Tomorrow”のPV。
きついコックニー訛りで歌うデーモンが格好良くて、
とても印象に残りました。


で、「ロッキングオン」のディスクレビューを見ていたら、
“For Tomorrow”を収録したアルバム「Modern life is Rubish」が
合評*1扱いになっていたので、とりえあず買ってみることにしました。


「現代生活はゴミだ」と、のたまうこの作品。
小生意気なクソガキだったぼくには、とても魅力的なアティチュードでした。
そして、どこかもの悲しげな印象を漂わせる曲調は、
いろんなコトを深刻に考えたがった当時のぼくの気分とピッタリで、
ぼくはブラーにすっかり魅了されてしまいました。


ぼくの90年代前半〜中盤の思い出は、常にブラーと共にあります。
だから、周りの友達はグランジだったけど、ぼくはブリットポップでした。
もちろん、グランジも好きでしたけどね。
でも、すべての始まりはこの「Modern life is Rubish」。
このUK好きが高じて、のちに「Massve attack /Protection」や
Gilles Peterson /INCredible」など現在のぼくへと繋がっていくわけですが、
それはまだまだ先のお話。

*1:当時のロッキングオンのディスクレビューは、その月の優れた作品を1枚ないしは2枚選んで2〜3人の編集者が違った視点で論評していた。ようするに“ロッキングオンが選ぶ今月の一枚”的なノリです。