未だ怒りが収まらないrekobaでございます。
なんか、ことあるごとにカカーが決めた2点目の映像が頭をよぎります。


今回の敗戦に対するザッケロー二のコメント。


「前半45分の後、明らかにインテルの選手たちは少し眠りに落ちてしまった。
 集中力が低下したところをうまく狙われてしまった。」


インテルの前半が良かったのは、
C.ザネッティが素早いプレスでミラン攻撃陣の足を止めていたから。
中継の解説では一切触れられてませんでしたが、
前半の好調を支えていたのは他ならぬC.ザネッティです。
決して、ビエリとアドリアーノのコンビプレーではありません。


しかし後半開始直後から、中盤のプレスが目に見えて甘くなった。
おまけに、アドリアーノは決定的な3点目を外し、チームにリズムが消える。
すると、ミランはお得意のパスサッカーでインテルを崩しにかかり、
あのカカーの決定的な2点目が決まったのです。
ザックが言うように、彼らはあの時間、著しく集中力を欠いていました。


昨日の日記にも書きましたが、
このような状況で精神的支柱の存在が重要になってくるのです。
現在のインテルではビエリがそのようなポジションにいますが、
彼のようなわがままな選手にその大役は務まりません。
例えば、ネドヴェドならどうでしょう?
彼は自分のプレーでチームに集中を促すでしょう。
ロイ・キーンであれば、周りを叱咤するはずです。


今回の敗戦にスコアほど力の差はありません。
ミラン組織力に、インテルの個の力が負けた”
みたいなことを平気で抜かす輩がおりますが、それは違います。
なぜなら、前半のインテルミランを完全に支配していたのだから。
個人の力で支配できるほどミランの中盤はやわじゃありません。
ミランを圧倒できる組織力インテルには十分あるのです。
そう、今回のミラノダービーは勝てる内容の試合だった。


だから、ぼくはこんなイライラしているのです。
この負け方は、2年前にスクデットを逃したラツィオ戦とほぼ同じパターン。
いわゆる、自滅です。


クーペル前監督はことあるごとにこう言い続けました。


「選手にはインテルという偉大なクラブでプレーすることの重要性を理解して欲しい。」
「そして、インテルの一員である自分を信じ、誇りを持ってプレーすることが重要なのだ。」


インテルの選手は2年前、あんなに大きな代償を支払ったというのに、
未だにそのことが理解できていないみたいです。
彼らに一番必要なのは、自分たちの力を信じて戦うこと。
そうすれば、意味不明な集中力の欠如など、
あのような重要な試合で招くはずはないのです。