ミラノダービー、希望スタメン。カッコ内は背番号。


   ビエリ(32) アドリアーノ(10) スタンコビッチ(11) 


   キリ(18) エムレ(5) ラムーシ(8) サネッティ(4) 


   F.カンナヴァーロ(17) アダーニ(15) I.コルドバ(2) 
 

            トルド(1)


前線は、ビエリとアドリアーノスタンコビッチがトップ下として絡む感じ。
中盤のプレスがしっかり機能すれば、スタンコビッチもおのずと輝いてくる。
ビエリとアドリアーノの破壊力は、現在世界最高峰と言っても過言ではない。
ネスタを要するミランディフェンス陣でも、二人の共存は悪夢であるはずだ。
レコバは局面を変えなきゃいけない場合のジョーカーとしてとっておきたい。
彼のファンタジーは、試合の流れを一瞬にして変えることができるのだから。


中盤で最も重要なのは、プレッシングで相手を支配すること。
ディフェンス能力に長けたラムーシを中盤の潰し屋役にして、
より攻撃的なエムレにはディフェンス+攻撃の起点を任せる。
アーセナル戦で見せた質の高いプレーを再現できれば、
カカーやピルロでもそう自由なプレーはできないはず。


左サイドはパスクアレではなくキリゴンザレスを起用したい。
彼は本来4-4-2の左サイドハーフが適性ポジションであり、
3-4-3の左サイドを任せるには攻撃的すぎる選手だと思う。
しかし、彼は、左サイドでプレーしたボローニャ戦で、
自らがこのポジションでも機能できることを証明した。
パスクアレは、未だに攻撃参加のタイミングをつかみかねており、
インテルの左サイドの攻撃は相手にまったく驚異を与えていない。
したがって、左サイドは経験豊富な彼の方がベターな選択だろう。


右サイドのサネッティは、このポジションでは世界最高の選手だ。
現在は、中盤〜最終ラインまで、右サイド全般を独りで見ている。
周りの選手はもっと彼の負担を軽減してあげなければならない。
サネッティがもっと自身の役目のみに専念できるようになれば、
ネドヴェドぐらいの働きをする能力は確実に持っているはずだ。


デフェンスラインには、いつものメンバーが入るだろう。
しかし、カンナヴァーロは負傷のため出場は極めて微妙。
その場合、代わりに入るのはガマーラとなる。
身体能力的にはカンナに劣るかもしれないが、
去年のユーベ戦で見せた集中力を発揮すれば、
ミラン攻撃陣をシャットアウトできると思う。


こうしてみてみると、返す返すもアルメイダ、ザネッティの欠場が厳しい。
また、ザック就任以来、ケガで一度も戦列に加わっていないココも同様だ。
彼の最適性ポジションは、間違いなく3-4-3もしくは3-5-2の左SB。
ザックもミラン時代の愛弟子である彼の復帰を心から望んでいるはず。


しかし、サッカーに「〜たら」、「〜れば」はない。


ぼくは、今回もインテルを信じて応援し続けます。