スタンコビッチ以後

rekoba2004-02-09


本当は昨日シエナ戦のレポートをアップしようと思ったんですが、
どうせなんで今日のサンプドリア戦とまとめて書いちゃいました。


今回は試合のレポートというよりも、
スタンコビッチアドリアーノが加入したあとのインテルについて
お話しようと思います。


前節のシエナ戦は4−0の圧勝。
得点の内訳はレコバアドリアーノがそれぞれ2点ずつ。
シエナは弱すぎるので、あんまり参考になりませんでしたが、
今回のサンプドリア戦を観てて、スタンコビッチの加入が
インテルにとっていかに素晴らしいものであったかを痛感しました。


これまでのインテルの問題点は、前線と中盤のつなぎ役がいなかったこと。
それにより、前線が孤立してしまい、それぞれのフォワードが突破を試みるも
あくまで単発なので、攻撃に厚みが生まれない。
レコバやクルス、またはアンディの調子が良いときは、
ハマることもあったんだけど、チームとして崩してないので、
どうしても迫力に欠けるんですよね。


それがスタンコビッチの加入により、
中盤と前線のポジションからゲームメイクができるようになりました。
しかも彼は“一工夫”できる選手なので、
インテルの贅沢な攻撃陣をより活かして攻めることが可能になりました。


では、前節勝てて、なぜ今節は勝てなかったのか?


それは簡単。
決めなきゃイケナイところで、きちんと決めなかったからです。
前節はアドリアーノがきっちり獲ってましたが、
今節はビエリが2〜3本決定機を外してました。
まぁ、それでもビエリは今節2得点だったからまだしも、
カンナヴァーロのミスは弁解の余地がないなぁ。
しかも、決定的なシーンでPKを獲られるシーンが
今シーズンだけで一体何回あったことか?


アドリアーノスタンコビッチの獲得は久々の大成功。
今のインテルに足りないものを持っているからね。
でも、ディフェンスライン、とくにカンナヴァーロ
パルマ時代の彼はいったいどこへ行ったのか?
彼の集中力が以前のレベルにまで戻らない限り、
インテルは安心して試合を進めることができないですなぁ。