激震!

インテルの会長マッシモモラッティが辞任しました。


まぁ、遅すぎるっちゃあ、遅すぎるんですが。
シーズン終了後には辞めると思っていたけど、
まさかこんなに早い時期だとは思わなかった。


とりあえず、シーズン終了後までは暫定会長で、
オフシーズンに会長戦でしょうね。どうなるんでしょう、インテルは。
正直、この一大事が吉と出るか凶と出るか、確率は五分五分だと思います。
なぜなら、バルセロナも昨シーズン会長が替わったけど、
根本的な部分が変わらないから、全然結果がでていない。


よく言われることですが、
インテルには毎年十分すぎるほどの選手と
非常に優秀なコーチが揃っています。
昨シーズン、一昨シーズン前を例に挙げれば、
ビエリ、クレスポレコバカロンマルティンス
モルフェオ、ダルマ、サネッティ
ザネッティ、アルメイダ、ディビアージョ、
カンナヴァーロコルドバマテラッツィガマーラ
トルドなどなど。
そして、監督には名将クーペル


正直、これだけのメンツがいて優勝できないのがおかしい。
たしかに、中心選手のケガや長期出場停止などのアクシデントはあったけど、
一昨シーズン前なんかは確実にインテルのシーズンだったと言えます。
ファンもメディアもそして相手チームでさえも、
インテルの優勝を確信していたと思います。
当然、ぼくも優勝するもんだと思ってました。


しかし、インテルの選手だけはそれを信じていなかったんでしょうね。
結果はご存じの通り。
最終節でラツィオに逆転負けを喫して、ユベントスが優勝。


精神面の弱さがモロに出た結果でした。
インテルの弱点とは、まさにここにあります。
サッカーの世界でよく言われる言葉ですが、
いわゆる“勝者のメンタリティー”を持っていないのです。


“勝者のメンタリティー”とは、絶対に勝つ、という心。


インテルに欠けているものは、それにつきます。
多すぎる役員が自分達の利益のみを追求した結果、
クラブ内は常に混乱し、無用な選手獲得や放出が相次ぎ、
選手達は野放図に振る舞い、チームの結果が出ない。


クラブ全体が勝利を求めない限り、いくら選手や監督ががんばろうとも、
ダメだということをココで理解するべきだと思います。
そこが変わらないなら、インテルバルセロナの二の舞です。


ぼくは、どんなことがあろうともザッケローニ中心で
チーム作りを進めて行くべきだと思います。