The Blankey Jet City / Bang！（ASIN:B00005GLE8）

この日記を読んでるみなさんは、ぼくのことをコジャレたクラブ・ミュージックしか聴かないとか思ってるかもしれませんが、それは大きな間違いです。青春華やかなりし頃は、ロックの熱い魂にその身を捧げていたクチなんですよ。このブランキーにしたって、中学生の頃から好きでしたから。彼らのイカ天時代を知ってるファンも、今日びそうそういないでしょう。「狂った朝日」で彼らが出てきた時は、なんじゃ？と衝撃を受けましたよ。そんなブランキーの最高傑作といえば、間違いなくこの作品。「ヘッドライトのわくのとれかたがいかしてる車」（なんちゅータイトルだ！）、「絶望という名の地下鉄」という彼らの最高傑作と言って良い曲を収録しています。この２曲の歌詞の世界は、もう尋常じゃない。とくのこの「絶望という名の地下鉄」を聴くと、塚本晋也監督の「バレット・バレエ」を思い出してしまいます。