セリエA第6節:ウディネーゼ at スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ 3-1

rekoba2004-10-17

前節ローマ戦からワールドカップ予選を挟んで、2週間ぶりのセリエA。今節、インテルはあまり相性の良くないウディネーゼを、本拠地ジュゼッペ・メアッツァに迎えました。ぼくの記憶では、ここ2〜3シーズンウディネーゼにまともに勝った記憶がなかったのでかなり心配していましたが、なんのことはない。アドリアーノの2ゴールに加え、ビエリの今シーズン初ゴールにより、完封こそ逃したものの完勝。アドリアーノに2ゴールは、どちらもスーペル!特に2ゴール目は、ウディネーゼコーナーキックからのこぼれを自陣ペナルティーエリア前で拾ってから怒濤のドリブル!センターサークル付近で一人かわし、相手ペナルティーエリア陣内で巧みな足技を使い、キーパーの位置を見定め豪快にゴール!たぶん、民放のスポーツ番組でもやると思うので、みなさんもチェックしてみてください。かなりビビると思います。
あと、特筆すべきは、今シーズン絶不調のビエリの初ゴール。決めた瞬間のスタジアムの雰囲気は、なんとも言えないポジティブなものでした。チームメイト全員が彼の周りに集まり祝福している様子は非常に感動的で、なんだかんだ言っても彼がインテリスタのアイドルであることを再確認しました。かくいうぼくも、決めた瞬間、感動のあまり涙ぐんでしまったぐらいです。
今節はゴール以外にもポジティブな要素がありました。それはディフェンス面の改善です。今回、中盤のセンターでコンビを組んだのはザネッティカンビアッソ。どちらかといえばディフェンシブな仕事を得意とする両選手が支配する中盤は、これまでのような派手さはないものの堅実に中盤でバランスをとり続け、ウディネーゼ攻撃陣の出足を止めていました。また、今節センターバックでコンビを組んだブルディッソマテラッツィの出来は、ほぼパーフェクト。ラインも揃っていたし、危ないシーンではブルディッソが素早くカバーリングし、空中戦ではマテラッツィにかなう選手はピッチ上にいませんでした。
インテルが今後改善すべき問題点は、後半立ち上がりの時間帯に途切れがちな集中力をいかにして持続させるか。この点にあると思います。これは、今シーズンだけでなく最近のインテルの決定的な問題点で、昨シーズンのミラノダービーもそれが原因で敗北しました。次節は運命のミラノダービー。今シーズン前半のクライマックスといえるともいえる試合に、是非勝利してもらいたいです。