カンナヴァーロ放出について

プレシーズンマッチとかでも軒並み招集されてなかったから、たぶん移籍するだろうなぁ、と思っとりましたが、やはり移籍してしまいましたね。まぁ、インテルでがんばって欲しかったというのもあるけど、個人的には良いんじゃないかと思いますよ。パルマの全盛時に比べて、身体能力とか明らかに衰えてますし。そもそも、みんな、カンナヴァーロを過大評価しすぎっすよ。
カンナヴァーロの獲得は穴埋めでしょ。2年前、契約寸前だったネスタをアホミランにかっさらわれたモラッティが、ファンからのブーイングを避けるために急遽獲得したわけじゃないっすか。でも、その時(というか常に)必要としていたのは、マテラッツィに代わるコルドヴァの相棒となるべき“読み”やラインコントロールに長けたクレバーなディフェンダーだったじゃないですか。だから、ネスタが必要だったんですよ。なのに、正反対のカンナでしょ。コルドヴァいるじゃん!って。で、クーペルネスタが獲れないなら、わざわざ機能しているマテラッツィとコルドヴァのコンビを崩す必要ないじゃんってことで、サイドバックに起用したら全然機能しなくって、結局コルドヴァを左サイドにしてマテラッツィとコンビを組ませたわけじゃないですか。で、結果がアレでしょ。大事な試合で何度相手にPKを献上したことか。みんな、マテラッツィのことだけをすげーダメ出しするけど、カンナヴァーロだって相当酷かったっすよ。ディフェンスラインの和を乱してたのは、カンナだったんじゃないか、なんてぼくは密かに思ってたし。
今季は、今後マテラッツィの代役となるべきブルティッソも獲得できたし、良いんじゃないっすかね。ブルティッソとカンナヴァーロのコンビもちょっと観てみたかった気もするけど。しかし、直接のライバルであるユーベに移籍させて、しかも代わりにカリーニしかゲットできないフロントは、毎度のことながらホントどうかと思いますけど。