来期について2

前回に引き続き、来シーズンのインテルについて。
今日は選手別に必要性のお話ししようと思います。
※カッコ内は背番号

ビエリ(32)
インテルの軸として絶対に必要な選手。アドリアーノがあまりに未完成なだけに、彼のプレッシャーを軽減する意味でも残留させたい。当面の間は彼が、インテル攻撃陣の主軸。マルティンスとのコンビも魅力的。
アドリアーノ(10)
インテルの将来を担う未完の大砲。ビエリとのコンビネーションは最悪だが、それは時間が解決してくれるはず。来シーズンのFWのスタメンは彼が第一候補。90分間集中力を切らさないことが、今後の第一課題。
マルティンス(30)
アドリアーノと共にインテルの将来を担う。圧倒的な身体能力と抜群の勝負強さを持った魅力的な選手。彼のスピードは、試合の流れを変えることができる。どんなオファーが舞い込もうとも、彼の存在はアンタッチャブルであるべき。
レコバ(20)
大好きな選手であるが、現在のインテルに彼の居場所は残念ながら存在しない。好不調の波が激しすぎる。彼を活かすには、彼中心のチーム作りをしてないと不可能。インテルにそれを期待する方が間違っている。移籍先最有力候補はバルセロナ
クルス(9)
シーズン序盤の彼の活躍は素晴らしいものだったが、監督がザックになって以来、出場機会は減少している。個人的には好きな選手だが構想外とのウワサもあり、来シーズンはプレミアリーグで働くことになりそうだ。クーペル解任の余波を被った1人。
ファン・デル・メイデ(7)
イタリアサッカーに馴染めず、輝けずにいる。彼は移籍を希望しているらしいので移籍の可能性は高いが、とても残留してもらいたい選手。さまざまな可能性を秘めたウィンガーなので、たぶんザックの構想にも含まれているはず。
カーロン(3)
今シーズンはドーピング疑惑の犠牲になった。いつでも戦力として期待できる彼は、ビッグオファーでも舞い込まない限り、放出の可能性は極めて低い。
キリ・ゴンザレス(18)
ザックのスタイルにイマイチ馴染めずにいる。個人的には好きな選手だが、ラツィオ辺りに放出される可能性が高い。クーペル解任の余波を最も被った選手。
スタンコビッチ(11)
ユベントスのオファーを蹴ってインテルにやって来た、素晴らしいセルビア人MF。中盤ならどこでもハイレベルでこなすが、インテルでの彼は本来のパフォーマンスにほど遠い。しかし、来シーズン以降のインテルの中盤には欠かせない選手。
エムレ(5)
今シーズンはケガが多く、本来の輝きを失っている。ポジションはどちらかというとスタンコビッチと重なるが、彼のユーティリティーな能力はチームの大きな戦力。決して放出すべきでない。
カラグニス(19)
シーズン前半はほとんど出場機会がなかったが、ザック政権になってからは場面場面で起用されるようになってきた。ドリブル、パスセンス、ディフェンスとどれも及第点でこなすユーティリティープレーヤー。しかし、プレースタイル・プレーエリアともにエムレと酷似しているため、彼かエムレのどちらかが放出される可能性は高い。
C.ザネッティ(6)
インテルの中盤は彼にかかっていると言っても良い。攻守にわたって貢献する素晴らしい選手。エメルソンとのトレードという話もあるが、絶対に放出すべきでない。来シーズンのインテルを語る上で欠かすことのできない選手。
ラムーシ(8)
正直、ディビアッジョの方が良かった。来シーズンは、マルセイユでプレーするらしい。
ファリノス(14)
ザックによって再生しつつある。彼の特長はパスセンスにある。グアルディオラやチャビなどの系譜を受け継ぐ、典型的なスペイン的センターハーフ。潰し屋と組ませれば、最高の仕事をする将来性豊かな選手。ザックが彼を放出するとは思えない。
アルメイダ(25)
インテルに来てからはケガばかりで、ほとんどプレーする姿を見ていない。もうラツィオ時代の彼にもどることはないのだろうか?放出の可能性が高いが、引退の可能性も充分ある。
J.サネッティ(4)
インテルはもっと彼の負担を軽減してあげなければならない。来シーズンもインテルの右サイドは彼がいるから安心だ。
ココ(77)
今シーズン、彼のプレーする姿を見た記憶がない。だが、ザックの愛弟子である彼が、来シーズンの左サイドの最有力候補であることにかわりはない。早く戦線に戻ってきて欲しい。
パスクアレ(26)
彼は来シーズン、どこか下位チームにレンタルで放出されるだろう。彼にはまだまだ修行が必要。だが、彼のクロスは驚異的なものがある。来シーズン、というより、もっと長期的な視点で成長を見守るべき選手。
ヘルヴェグ(13)
彼もウディネーゼ時代、ザックの愛弟子であったが、放出の可能性は極めて高い。ファッションショーに出てる場合ではない。
カンナヴァーロ(17)
今シーズン、失望的なプレーを見せているが、放出という安易な選択は避けたい。放出の可能性が高まっているが、個人的には残留させなければならないと思う。
I.コルドバ(2)
基本的には非常にレベルの高いディフェンダーであるが、ときおり集中を欠いたプレーをする。放出のウワサもあるが、まったく馬鹿げている。インテルの最終ラインには絶対に欠かせない。
アダニ(15)
今シーズン彼がいなかったら、インテルはA残留を賭けて戦っていたかも知れない。常時スタメン、というわけにはいかないだろうが、バックアッパーとして最高の人材。
ガマラ(24)
アダニと同じく、怪我人だらけの最終ラインを支えた影の功労者。ユベントス戦でみせた集中力は、傑出したものであった。バックアッパーとして放出すべきでない。
マテラッツィ(23)
シーズン序盤の彼は、何かやってくれそうだったが、別の意味で期待に応えてしまった。類い希な能力を無駄づかいしている。彼が残留できるかは、今シーズンの残りのプレー如何である。
トルド(1)
一時期、放出説もながれたが、彼を超えるキーパーなどこの世の中に何人存在するのだろうか?インテルの守護神として、今後もゴールマウスに立ちはだかるはずだ。
フォンタナ(12)
控えキーパーとして理想的。


こうやって見てみると、やっぱりDFの駒が足りない。
CBとSBに1人ずつ、レベルの高い選手を補強したい。
あとは、ディフェンシブハーフに1人獲れれば申し分ない。
ザックのチーム作りは来シーズンが正念場。